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バイオセーフティの理念
現代社会が生み出した新しい感染症、エマージング感染症(新興・再興感染症)との戦いが始まっています。1993年WHOは、「人類はいまだ感染症の脅威にさらされている。病原微生物の新たな挑戦に緊急に対処しなくてはならない」との警告を発しました。21世紀に向けての感染症対策が強く求められているところです。
現代の病原微生物の動向を見ると、抗菌剤の過信と濫用などによる耐性菌の急増、自然環境の開発に起因する生態系の破壊による新しい病原微生物の出現など、感染症の復活が医学への再挑戦として深刻な社会問題を引き起こす兆しがみられます。
一方、環境保全に係わる問題として、病原体の研究・検査および組換え DNA研究の安全性、院内感染防止対策、医療廃棄物対策など社会生活上の安全確保が、更には災害時および犯罪行為に対する病原体の安全管理の必要性が求められています。
このような感染症および病原微生物の動向に対処するためには、バイオセーフティ技術を基盤とする病原体の取り扱いおよび安全管理が基本となります。 |
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WHOバイオセーフティトレーニングトレーナー
NPO法人バイオメディカルサイエンス研究会(BMSA)
専務理事 バイオセーフティ分野長
小松 俊彦


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